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リベラル・アーツは「とてつもなく大きな学問思想」
東大が1、2年生全員に教養学部で学ばせるのは、リベラル・アーツ教育を受けさせたいからです。リベラル・アーツは「とてつもなく大きな学問思想」です。
リベラル・アーツの定義
東大教養学部のトップである教養学部長の石井洋二郎氏(地域文化研究専攻、フランス語・イタリア語)は、リベラル・アーツについて次のように説明しています(肩書は2019年10月現在のもの。以下同じ)。
古代ギリシアにまでさかのぼる概念で、人間が奴隷ではない自立した存在であるために必要とされる学問(引用:http://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/about/booklet-gazette/bulletin/561/open/B-1-1.html) |
中世ヨーロッパでは、文法、修辞学、論理学、算術、幾何、天文学、音楽のことを「自由七科」と呼んでいました。この7つの学問を修めると、人間を種々の拘束や強制から解き放つために必要な知識や技能を獲得できます。この7つの学問こそ、人が自由になるために(リベラルになるために)学ぶべき学問(アーツ)です。